東北のみならず、日本全国で作られるようになったあきたこまち。誕生から名前の由来までを紹介したいと思います。
あきたこまちの歴史
1975年 | 福井県農業試験場で「越南17号」「奥羽292号」を交配し、実ったのは18粒(F1)。 |
1976年 | F1を栽培し、実った中から7株(F2)を選抜する。そのうちの1株を秋田県農業試験場が譲り受ける。 |
1977年 | F2以降の育成・選抜を始める。秋田県農業試験場は、第二次世界大戦をきっかけに新品種の育成活動をやめていたが、この年に新品種の育成活動が本格的に再開される。 |
1981年 | F6までの選抜が終了する。 |
1982年 | F7に「秋田31号」の地方番号が与えられる。 |
1984年 | 「あきたこまち」と命名される。秋田県が「あきたこまち」を奨励品種とする。 |
※あきたこまちは種苗法による品種登録はされていません。
あきたこまちの系譜
あきたこまちの名前の由来
秋田県雄勝町小野の里に生まれたと伝わる、小野小町にちなんでいます。美味しいお米として名声を得るようにとの願いが込められた名前です。
あきたこまちの味と特徴
炊き上がったお米は光沢と透明感に優れ、上品な香りとほのかな甘みが料理の味を引き立てるお米です。
ぎゅっと噛み応えのある粒感のあとに、しっかりとしたご飯の風味が広がります。
小粒で、しっかりした噛みごたえ。硬めのご飯が好きな人にオススメです。
粘りの強い食感は冷めても美味しく、おにぎりに最適です。ご飯好きが気に入るお米です。