農林水産省の「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に沿って栽培されたお米のことを言います。
具体的に説明すると、1年の栽培期間中に使われる農薬と化学肥料を減らして作られたお米です。
各都道府県で定める慣行基準値に対して
- 化学合成農薬の使用回数を50%以上カットしたお米
- 化学肥料の窒素成分量を50%以上カットしたお米
この2つの条件に当てはまるお米を特別栽培米と言います。
特別栽培米は、農薬や化学物質を減らした安全なお米と言えます。
慣行基準値は地域によって違います。なぜなら、地域によって土質や気候がちがうからなんです。害虫が発生しやすい地域とそうでない地域。土地が肥えている地域とそうでない地域。条件が違えば、農薬や化学肥料の慣行基準が違うのは当然のことなんです。
農薬の慣行使用回数は、北海道で22回、山形県で20回、滋賀県は14回。この回数の半分が目標となると、地域でかなり差がありますね。