ご飯を炊くとき、炊飯器を使って炊いている方が多いはず。炊飯器って便利ですよね。米を研いでセットしておけば、予約した時間に炊きあがるんですから。
でも、炊きあがったご飯の美味しさはやっぱり土鍋にかないません。
ご飯が美味しく炊ける条件は?
はじめチョロチョロなかパッパ、赤子泣いても蓋取るな
みなさんはこの言葉をご存知でしょうか?かまど炊きの火加減の極意で、薪が萌え始めた時の弱い火から徐々に火力を強め、そのままじっくりと炊き上げるという様を表しています。
実はこの火加減が一番お米が美味しくなる秘密なんです。
炊きあがりの美味しさは温度で決まる
お米はアミラーゼという酵素が含まれています。アミラーゼはお米のでんぷんを分解して、甘味や旨みを作ってくれるスゴイ成分です。
アミラーゼが一番働いてくれる温度が40℃~50℃。つまり、鍋がこの温度を保ってくれると一番美味しく炊きあがるんです。
ご飯が美味しく炊ける土鍋の秘密
土鍋は土で作られている
土鍋は土で作られているので、温度が上がる速度がとてもゆっくりです。土鍋の中の水やお米がゆっくり温まるということは、40℃~50℃の温度を長時間保ってくれます。そのため、お米のうまみ成分がたくさん作られます。
土鍋は鍋全体が熱くなる
土鍋は熱くなると水の対流が強くなり、お米にまんべんなく熱を伝えてくれます。そのためお米がふっくらと炊きあがります。
土鍋は冷めにくい
土鍋は冷めにくく保温効果があります。火を止めた後も土鍋は熱いので、充分にお米を蒸らしてくれます。鍋の部位やお米の外と中で水分が均一になるので、お米を炊くときに余った水分もどんどん蒸発させてくれます。だから美味しくなるんですね。
炊きあがりのおこげが魅力
土鍋は火加減次第で香ばしいおこげを作ることができます。炊飯器と違い、直火で作ったおこげは格別の香りと味です。
意外と短時間で炊ける土鍋
炊飯器は炊き上がりに1時間ほどかかりますが、土鍋は蒸らしを含めて20分ほどで炊きあがります。調理をしながら手軽に炊けるのが嬉しいです。
こんな土鍋が使いやすい
土鍋は、鍋物用のものではなく、炊飯用の土鍋を使う方がより美味しく炊けます。
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蓋がガラス、本体が萬古焼。中身が見えて、ホイッスルが炊きあがりを教えてくれます。これなら初心者でも簡単に土鍋でご飯が炊けます。
おこげご飯が簡単に 無印良品 土釜おこげ 3合炊き
火加減を変えずに、約17分でおこげご飯が炊ける優れものです。ヒルナンデスでも紹介されていました。
低価格で美味しく炊ける リビング ごはんや讃 3合炊き
普通に美味しく炊ける炊飯用土鍋です。使いやすいのでリピーターが多い土鍋です。