ひとめぼれは、1980年の大冷害を期に作られた、寒さに強く、美味しさを兼ねそろえたお米です。そんなひとめぼれの誕生から名前の由来までを紹介したいと思います。
ひとめぼれの歴史
1980年 | 大規模な冷害にみまわれ、寒さに強いお米を作ることが緊急課題となる。 |
1982年 | 宮城県古川農業試験場で「越南17号」「初星」を交配する。 |
1988年 | 「東北143号」の育成に成功。冷害での耐冷性の強さと食味の良さが証明される。 |
1991年 | 「ひとめぼれ」と命名される。宮城県、岩手県、福島県が「ひとめぼれ」を奨励品種とする。農林省により、「水稲農林313号」として登録される。 |
1992年 | 種苗法により品種登録される。 |
1993年 | 大冷害で、「ササニシキ」が壊滅的な打撃を受ける。耐冷性が強い「ひとめぼれに」評価が高まる。 |
1994年 | 「ササニシキ」に代わるお米として「ひとめぼれ」の生産が広がる。 |
ひとめぼれの系譜
ひとめぼれの名前の由来
ふっくらとした食感や適度な粘りが特徴で、出会ったとたんに「ひとめぼれ」するような、美しくおいしいお米という意味で名付けらました。
ひとめぼれの味と特徴
ツヤがあり大変美しいお米です。大粒で口当たりがさっぱりとしています。適度な粘りがあり、粘り・ツヤ・香り・旨みのバランスが良く、どんな料理にもよく合います。
炊き上がりがふっくらしているので、卵かけご飯との相性が抜群。和食・洋食・中華とどんな料理にもよく合います。