お米の歴史と名前の由来と特徴

朝日の歴史と名前の由来と特徴

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朝日は明治生まれの歴史があるお米です。「ハツシモ」「コシヒカリ」「ササニシキ」「あきたこまち」も、ルーツを探ると朝日にたどり着きます。栽培するのが難しく、現在では岡山県の一部でしか生産されていない幻のお米です。

新米が出回るのは11月頃と、収穫が遅いのも特徴です。

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朝日の歴史

1908年 京都府向日市で山本新次郎という農家が「日ノ出」という品種の米を栽培していた時、その中に2穂の変異型を発見する。
1909年 山本氏が2穂を増殖し、品種試験のため、京都府農事試験場に提供する。すると試験結果は好成績であった。山本氏が朝日と命名していたが、丹後地方に同名の品種が存在していたため、京都農試で「旭(京都旭)」と改名する。
1917年 岡山県立農事試験場が京都府から種子を取り寄せ、品種比較試験を行う。1917年の時点で名前が「朝日」に改名されている(すでに岡山県に同名品種が存在していたため)。
1920年 京都府が「旭(京都旭)」を奨励品種とする。
1925年 岡山県が「朝日」を奨励品種とする。

朝日の系譜

朝日の名前の由来

品種を育てた山本新次郎氏が、「日ノ出」から連想させて「朝日」としています。京都では「旭」、岡山では「朝日」と改名されている面白いお米です。

朝日の味と特徴

コシヒカリのようにモチモチした食感ではなく、ふっくらとして適度な粘りと、しっかりしたコシがあります。深い味と甘みがあります。

「全てのお米の中でも3本の指に入るおいしさ」といわれる朝日は、寿司職人や高級料亭のプロが指名する逸品としても有名です。