きぬむすめを食べてみた
以前、鳥取県のきぬむすめを試食した際、土鍋で少し焦がしてしまったので、もう一度食べたいなぁと思っていました。
それから2年。偶然にもお隣、島根県の「きぬむすめ」が手に入ったので、早速炊いてみました。
きぬむすめの歴史と名前の由来と特徴
きぬむすめは、福岡県筑後市で育成されたお米ですが、盛んに作られるようになったのは島根県が最初です。温暖地向けのお米として、西日本で作られているお米です。
きぬむすめの歴史
1991年
(独)農研機構 九州沖...
小さな米袋に3合分のお米が入っているのですが、よく見ると、乾燥材のようなものが同封されています。
袋の中に入っていたのは、酸化防止やカビ・害虫の繁殖を防ぐための脱酸素剤でした。
お試し米にもかかわらず、ここまで品質管理にこだわっているお店は数えるほどしかありません。
岡南米穀(浜崎商店)さんは、安心して購入できるお店のひとつと言えます。
粒ぞろいが良く、色も形も綺麗です。
きぬむすめのレビュー
透明感とツヤのある細長いお米に炊き上がりました。
しゃもじで混ぜていると、水分が多くて柔らかい感触。しかし、ごはんをよそって少し時間が経つと、丁度良い水分量になっていました。
食感はふわっと柔らかく、粘りはもっちりではなく、和菓子でいえば求肥のような上品なモチモチ感。味はタンパクなあっさり系ですが、ほのかな甘みがあります。お米の香りもあまり強くないので、おかずの味が引き立ちます。
逆に、あっさりしている分、冷めるとお米の味が少し濃くなり、美味しく感じられました。
おいでまいや恋の予感と味が似ているので、西日本ではさっぱりした味わいのお米が好まれるのかと思います。
関東と関西でしょう油やお出汁の味が違うように、お米も違うんでしょうね。