生まれて初めて土鍋でご飯を炊きました。
我が家にはまだ去年のお米があり、新米と比べると美味しいとはいえません。でも、土鍋だったら古米を美味しくしてくれるのかも?
説明書を見ながら慎重に炊きました。ていうのは、私結構おっちょこちょいで、初めて使った圧力鍋を焦がしたという経緯があるので、今回は優しく優しく扱いました。
たとえ安物土鍋だとしても物は大切に扱わなくてはいけません。
中火にかけ、沸騰すること10分。弱火にして10分炊き、火を止めて蒸らすこと15分。炊き上がるまで、土鍋の中って結構静かなんですね。本当にしっかり炊けているのか心配になりました。
蒸らし終わって蓋を開けると、私の願い通り美しいお米が炊けているではありませんか。
子供の頃、母や祖母が鍋で炊いてくれたお米を思い出しました。お米の表面にはカニ穴(気泡によってできた小さな穴)が所々にあって、綺麗な白色。しゃもじを入れると少し柔らかめで、底の方にはほんのりとおこげが付いています。
ああ、懐かしいな~。
茶碗によそうと、炊飯器で炊いたお米と同じようですが、食べるとその味の違いにびっくりしました。
まず、みずみずしさが違います。人間のしっとり肌と乾燥肌くらい違います。炊飯器と違って、一粒一粒にしっかりと水分が行きわたり、甘さも強くなっています。
古いお米が生き返った!!と思いました。
これで新米を炊いたら、おかずがいらなくなるほどご飯が美味しくなるんだろうな。
また、美味しいお米を取り寄せてみようと思ってしまいました。
もし、お米が美味しくないと悩んでいる人がいたら、休日くらいは炊飯土鍋でご飯を炊いてみて下さい。とっても幸せな気分になりますよ。
安い土鍋でも、古い炊飯器でご飯をたくよりずっと美味しくなります。
私が使った土鍋はこちら