お米の番号「水稲農林◯◯号」とは

お米の品種の中には「水稲農林◯◯号」と呼ばれているお米があります。なぜそのような呼び方がされているのでしょうか?

農林番号とは

農林水産省所属の研究機関や、各県に点在している国指定試験地で育成された農作物品種につけられる登録番号のことです。

早い話が、国の予算で開発された新品種の作物に付けられた識別番号です。

• お米は「水稲農林◯◯号」
• 小麦は「小麦農林◯◯号」
• じゃがいもは「ばれいしょ農林◯◯号」
• りんごは「りんご農林◯◯号」

というように、それぞれの作物名を頭に付けて「水稲農林1号」とか「小麦農林1号」という呼び方をします。

代表的な品種

代表的なものとして

• ハツシモ(水稲農林54号)
• コシヒカリ(水稲農林100号)
• ササニシキ(水稲農林150号)
• キヌヒカリ(水稲農林290号)
• ヒノヒカリ(水稲農林299号)
• ひとめぼれ(水稲農林313号)

などがあります。

農林番号が付いていないお米

農林番号が付いていないお米は、国の予算以外で開発されたお米です。つまり、都道府県や民間企業で開発されたお米です。

都道府県で開発されたもの

都道府県で開発されたものは、各々の都道府県番号が付けられています。

• ゆめぴりか(上育453号)
• あきたこまち(秋田31号)
• つや姫(山形97号)
• あいちのかおり(愛知70号)
• 森のくまさん(熊本2号)

などがあります。

民間で開発されたもの

• はつあかね(三井化学)
• 星あかり(東北電力)
• いわた3号(日本たばこ産業)

などがあります。