ササニシキはかつて、コシヒカリとともに両横綱と呼ばれた人気品種です。ピーク時に比べて生産量が減りましたが、寿司職人には今も絶大に人気があるお米です。
ササニシキの歴史
1953年 | 宮城県立農業試験場古川分場で「奥羽224号」と「東北54号」を交配する。 |
1963年 | 「ササニシキ」と命名される。宮城県が「ササニシキ」を奨励品種に採用する。 農林省により、「水稲農林150号」として登録される。 |
1993年 | 冷害により大被害を受ける。 |
2015年 | 宮城県内のキリンビール工場で、一番搾りの限定版に副材料として採用される。 |
ササニシキの系譜
ササニシキの名前の由来
ササシグレとハツニシキをかけあわせてできたお米なので、「ササニシキ」と名付けられました。
ササニシキの味と特徴
炊き上がりの香りとツヤがいいお米です。コシヒカリと比べると、アミロース含有量が多いため、あっさりとしてベタつかないのが特徴です。ほど良い硬さで粘りが少ないため、主に寿司米用として需要があります。
近年では、つや姫などの他品種が多く作られるようになり、宮城県以外ではほとんど栽培されていません。